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IoTの話題!週末ネット観測

IoT

 先週はIoTに関するニュースをよく見ました。ボク自身がIoT関連のネタを集中的にかいたから特に目がいったのかもしれません。

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 フォグコンピューティング

 シスコシステムズが提唱しているフォグコンピューティングについて幾つか記事が出ていましたね。クラウドとデバイスの中間層にあたるのがフォグコンピューティングです。簡単に言えば「クソいっぱいセンサーノードがあったらクラウドで集中管理しても厳しかろう?間に一枚はさもうよ!」という感じですかね。

 フォグコンピューティングはコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)をイメージするとわかりやすいかもしれません。ノードに近い部分にキャッシュを配置してアクセススピードを上げるのがCDNですが、同様にフォグ層をノードの近くに配置して、そこでできることはやってしまおうというのがフォグコンピューティングですね。WANがクラウドならLANがフォグといってもいいかもしれません。

 例えばネットワークが使えなくなったとしてもローカルに近いフォグで処理できればいいので、耐障害性が高くなります。例えば工場内とか、ビルの中とか、家の中とか。

 シスコシステムズでは買収したジャスパーテクノロジーのコントロールセンタープラットフォームあたりが重要な役割を担うんでしょうね。マイクロソフトのAzure IoTなんかもその辺を狙ってるんではないでしょうか。この辺り是非ともマイクロソフトの方に聞いてみたいな!

エッジコンピューティングとの違い

 フォグコンピューティングと似たようなコンセプトにエッジコンピューティングがあります。フォグコンピューティングのことをエッジコンピューティングと言ったりしている記事もあったりするので、紛らわしくって仕方ありません。

 フォグコンピューティングは簡単に言えば小さなクラウド環境をノードに近い限定された場所に作ることなんですよ。場合によってはオンプレミスの環境にフォグ環境を作って、そことクラウドをつなげる。ああ、なるほど!だからシスコがプッシュしたいわけだ!クラウドとオンプレミスの連携なんかマイクロソフトは強そうだし!まあ、とにかく複数のノードがクラウドより近いフォグで処理をこなす。これがフォグコンピューティング。

 それに対してエッジコンピューティングというのはノード自体に処理能力を持たせることです。IoTデバイス自体がフォグやクラウドに接続していなくてもある程度判断するわけです。パソコンやスマホはエッジコンピューティングの代表例と言ってもいいかもしれません。

エコロジーから見たIoTの課題点

 IoTは非常に夢のある技術ですが、課題もたくさんあります。課題のない夢なんてないですけどね。例えば電線が通っていない僻地でどうやってセンサーネットワークを作る?通信の確保は?電池寿命は?とか。センサーノードをばらまいたはいいけど、どうやってメンテする?誰が回収する?とか。

 Amazon Dashはボタンを押せばその商品がAmazonから送られてくるというIoTデバイスです。洗剤がなくなったらDashボタンを押す。髭剃りの刃がなくなったらDashボタンを押す。そんな使い方です。

 ただこれってゴミを増やしているだけじゃね?という批判があります。Dashボタン自体が使えなくなればゴミになりますし、特定のブランドのパッケージ製品の販売促進にしかなっていない。もっと廃棄物を減らすリサイクルといった環境に優しい消費行動の促進の阻害になっている……というのが批判する側の論点ですね。

 例えばプリンターのインクのリフィルとかシャンプーのリフィルとか。それに、IoTデバイス自体も寿命がくれば使えなくなります。それをどう回収して、どうリサイクルするのか。スマホと同様に電子廃棄物の問題も当然ながら考えないといけないわけです。スマホは人が持ってますが、IoTのセンサーデバイスはバラまかれますからね。

 フィールドサービスから普及するIoT

 問題が起こってから対応することをリアクティブサポート、問題が起きる前に対応することをプロアクティブサポートと言います。そして多くの企業は問題が起きる前にサービスの対価を支払うことを渋ります。だって問題がないんだもん!

 でも、実際は問題は起きない方がいいわけで、プロアクティブサポートで問題を事前に防げるのであればそれに越したことはないのです。それはみんな頭ではわかっているのですが、どうしても痛い目にあわないと問題が引き起こすコストがわからないんですよね。リアクティブサポートからプロアクティブサポートへの移行はどこの企業でも抱えている古典的な問題と言えます。

 ServicemaxはIoTでこの問題を解決しようとしています。問題は発生する前に目に見えないというのが問題で、目に見えるようにしてあげればいい。PTCなんかと協力してIoTを使った問題が起きる可能性の可視化をするようです。

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