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ボクがプライベートとビジネスをくっきり分ける理由 ― ペイフォワードとペイバック

 何か人に親切をしてあげた。その時に見返りを求めるのがペイバック。恩返しですね。昔話の『鶴の恩返し』とか。これだけのことをしてあげたのだから、これくらいは返してほしい。これだけのことをしてもらったのだから、これくらいは返さないと。そういう考え方。経済はこのペイバックで動いているといってもいいですよね。こういう価値を提供したのだから、対価をいただく。

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 人に何か親切にしてあげた。その人から見返りは求めず、親切がその人を通じて伝播することを期待する。これがペイフォワード。日本語では「恩送り」というそうです。ペイバックの場合は二人の間でしか「親切=恩」の取引がありません(上の図)。それが外へは広がらない。それに比べてペイフォワードは親切が外へと連鎖していきます(下の図)。

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 下のビデオをみればどんな感じなのかイメージが持てるのではないでしょうか。

 ボクはペイバック(恩返し)が悪いとは思いません。経済活動はペイバックでなりたってますから。仕事をしたら対価がほしい。そうしないと生活できない。それはそれで大事な考えです。

 でも、プライベートではペイフォワードを大事にしたい。誰かに酒をおごっても、次回におごってもらうとは思わない。ボクがたまたまその時に気分がよくておごりたい気分だっただけですから。その人が別の機会に後輩におごってあげればいいなとは思うけど。ボクが何かしたことで誰かにメリットがあったとして、それを返してほしいとは思わないです。

 これがビジネスだとそうはいかない。何かしたらその対価をいただかないといけない。ペイフォワードができない。少なくともボクはペイフォワードでビジネスをする方法がわからない。だからボクはビジネス(ペイバックの世界)とプライベート(ペイフォワードの世界)をなるべくくっきり分けるようにしています。たとえばFacebookやTwitterではまったくビジネスのことは書かないし、ビジネスでかかわりのある人とも「友達」にはなりません。

 これはリアルでも同じで、「友達」とはなるべくビジネスの話は避けるようにしています。ビジネスでボクにメリットのある話をしてくれてもはぐらかしてしまいます。ペイバックの関係になりたくないんですね。ちょっとナイーブな考え方なのかもしれないけど、自分が大切にしているものを守るのって大事だと思うんですよね。