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クラシックとモダン!グルメなベルギービール編

 ざっくりと分類するのってとても役に立ちます。例えば「好き」と「嫌い」とか「カラー」と「モノクロ」とか。そして、暮らしの中で役立つ分類法のひとつが「クラシック」と「モダン」です。この分類方法は特にヨーロッパでよく使いますね。

ベルギービールとクラフトビールの関係は?

 以前に紹介したようにビールは普段よく飲む「ラガー」と最近おしゃれな「エール」に分けることができます。もっとざっくり分けてしまうと大量生産の普通のビールとグルメな少量生産のクラフトビールに分けることができます。ベルギーやドイツの伝統的なビールもアメリカからはじまった新しいクラフトビールもごちゃっとグルメビールとして後者に入ってしまうのでこれだけだとちょっとイメージしにくいかもしれません。そこで「クラシック」と「モダン」をこの軸に加えてみましょう!図にするとこんな感じになりますよ!

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クラシックビール

 まず、皆さんが普段飲んでいるキリン、アサヒやエビスビール、ハイネケンやバドワイザー。中国の青島ビールやシンガポールのタイガービールに至るまでほとんどのビールは大量生産ビールの分類に入ります。

 ベルギービールの代表格であれヒューガルデンはこのカテゴリーに入ります。ヒューガルデンだけでなくレフやラ・シェフなど有名どころのビールは全てこのカテゴリーです。グルメビールとしてあまり特筆すべきことはないですね。

クラシッククラフトビール

 このカテゴリーはベルギーやドイツといった一部のヨーロッパにしか存在しない特殊なカテゴリーです。日本にはないですし、たぶんアメリカにもありません。

 ベルギーにはトラピストビールという長い歴史を持つ修道院で作られているビールが有名です。オルヴァルはオリジナルレシピは失われたものの、手間のかかるクラシックなドライホッピングで数あるトラピストビールの中でも特別な存在であり続けています。このオルヴァルは製造日によって味も若干変わるので、「何年何月何日のオルヴァル」のような売られ方がします。

 まあ、いくら手間のかかった特別な存在だと言ってもビールはビール。ワインやウィスキーとは違います。値段も大して高くないので機会があったら気楽に飲むことをオススメしますよ!

 トラピストビールとして認定されてなくても修道院の製法で作っている小規模醸造所はたくさんあります。このような小規模醸造所がベルギービールの世界に厚みを加えています。

https://www.instagram.com/p/BMw1XIvgmGN/

モダンビール

 ベルギービールは世界的にもグルメビールのイメージが強いので、そのイメージを利用した大量生産ビールもたくさんあります。ピンクの象さんが目印のデリリウムはベルギーのヒューグ醸造所が作っているビールです。ヒューグ醸造所がある場所は長い歴史があるもののデリリウム自体の歴史はそれほど長くありません。オーナーも変わっていますしね。マーケティング手法やブランディングから言えばモダンなビールと分類できます。味は普通かなあ。

 デリリウムはビールが飲めるカフェやバーの運営にも力を入れています。アムステルダムにもありますし、日本にもデリリウムカフェがありますよね。いろんなビールが楽しめるので、興味があったら行ってみてはいかがでしょうか!

https://www.instagram.com/p/BMkGFBXAYsc/

モダンクラフトビール

 「クラフトビール」という場合は大抵このカテゴリーのビールを指します。クラシックなベルギーやドイツの小規模醸造所の作ったビールから影響を受けてアメリカではじまったムーブメント。

 その最近のモダンクラフトビールの波は元祖であるベルギーにも訪れています。最近のクラフトビールはクラシックなベルギービールからヒントを得たものが多いので、逆輸入ですよね。

 ただベルギーはやはりクラシックなビールが根強いのでモダンなクラフトビールの醸造所は他の国に比べると少ないです。写真はBrasserie de la Senneという醸造所のBruxellensisです。名前から察するにフランス語圏なのでしょう。これはベルギービール全般に言えるのですが、炭酸が強いですよね。あわあわ感がハンパないです。モダンっぽくホップ感も強いです。

https://www.instagram.com/p/BMe7YCKgESl/

まとめ

 いろいろと分類しましたが、最終的には好きなビールを飲めばいいんです。大量生産だから悪いってわけじゃないし、少量生産で不味いビールもたくさんあります。ただヒューガルデンとオルヴァルはさすがに違うよねとか、ベルギーのクラシックなオルヴァルとスコットランドのモダンなブリュードッグの立ち位置の違いとか知識としてあると楽しいかなと。

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